猫には首輪がありません。
いつもきれいにしています。
とても人懐っこいのですが、野良猫なのか飼い猫なのかも分かりません。

息子を見つけた猫は、嬉しそうに早速挨拶を始めます。
地面に座り込んだ息子のからだにスリスリ・・・
またスリスリ・・・

尻尾がピンと上がっています。
ザイオンと会えて猫は喜んでいるようです。

猫のスリスリは止まりません。
ザイオンの周りをくるくる回るように
行きつ戻りつスリスリ・・・
スリスリ・・・

ザイオンは猫の頭突きと尻尾の洗礼を受け続けます。
ザイオンは猫がぶつかってくる感触が嬉しくてたまらないようです。

・・・猫のスリスリには人をしあわせな気持ちにさせる魔法の力がありますよね?

ザイオンは猫と顔を見合わせるために、地面に寝転がってしまいました。
猫の首に腕を回して抱き寄せようとしています。
猫はといえば、気持ちよさそうにされるがまま・・・

はじめの1,2度はただの偶然と思っていました。
でも、彼等のふれあいは毎日になり、
ザイオンにとって、恐らく猫にとっても大事な時間になりました。

『見て見て!こうするでしょう?!似てるでしょう?!』

『そうだね。そっくりだよ。』

・・・猫のポーズをマネしているんです。

ザイオンがこうして毎日散歩ができるのは、彼が大きくなるまでの僅かな期間。
猫はザイオンに素敵な時間を作ってくれました。

いつか大きくなったザイオンが猫のことを思い出すとき、
彼の大切な宝物が日常にたくさんあることにきっと気付いてくれるでしょう。