愛犬ドッティはオーストラリアンシェパードとコリーのミックスです。
彼女は悪質な元の飼い主の家から保護されました。
彼女は心に大きな傷を負い、私が引き取ってから徐々に傷を癒しつつありました。
しかし、1年前の当時は、いまだ私以外の人に会うことができずにいたのです。

ドッティが子猫をどう感じるか不安だった私は、連れて帰った子猫をまっすぐバスルームに運びそこで看病をすることにしました。
子猫が回復するまでの最初の1週間、ドッティがバスルームに近づかないように気を付けていました。
ドッティはなんとなくバスルームに子猫の気配を感じているはずです。
私はそれでドッティが慣れてくれればと思っていました。
しかし仮にドッティが受け入れたとしても、仲良くなるまでは時間がかかると思っていました。

子猫の状態が安定したところで、私は2匹を引き合わせてみました。
子猫は初めて見る大きなドッティに、怯えることもなくまっすぐに抱きついていきました。
すると、ドッティは子猫をすぐに抱きしめ毛づくろいを始めたのです。
子猫が喉を鳴らし、ドッティの足を抱きしめたとき、ドッティは小猫の魔法にかかったようです。
あまりにもすんなりといったことに私は驚き、そしてホッとしました。

それ以来、ドッティは子猫を受け入れただけでなく愛情を注ぎ、片時も離れずにお世話をするようになりました。
2匹が寄り添うさまからは、ドッティの心の傷がどんどん癒され、愛情で満たされていくのが感じられました。
私は、子猫を家族に迎えることを決めました。
子猫にルシピュールと名前を付け、ルシと呼ぶことにしました。

ドッティの愛情を一身に受け、ルシはすっかり健康を取り戻すことができました。
ドッティはルシの保護者のような大親友となり、ルシの成長を一番近くで見守っていました。
ドッティは何をするにしても、ルシのことを気にかけ様子を確認しています。
ルシは、何かとドッティに教わることが多いので、ときどき犬っぽく行動するようになりました。

ルシが大きくなっても2匹はひとつのベッドで寝ることをやめませんでした。
窮屈な体勢で寝ているドッティは諦められないようです。
2匹はお互いにマジックテープでくっついているみたいです。

1年前、ひとりぼっちで命を失いかけたルシと心に傷を負ったドッティが出会い、彼女たちはお互いに必要としていたものを補いあってきました。
私の不安を一瞬で吹き飛ばしてしまった2匹は、今でも喜びをもたらし続けています。