私たちの施設は、老人ホームであると同時に地元の人たちのために、リハビリや託児所などのサービスを提供しています。
オレオは、5年以上前に施設の外にふらりと現れ、居住者たちや施設を訪れる人にすぐに溶け込んでしまいました。

施設に居住する方の殆どが、自宅でペットを飼っていた人たちでした。彼らは、オレオの出現にとても喜び、彼女とふれあうことで施設での生活をより自宅で過ごすように感じることができると言っていました。
オレオの存在は自然に、そして明らかにこの施設に笑い声と微笑みを増やしてくれました。

私たちは彼女を正式に施設の猫として迎え入れることを決め、オレオは施設のスタッフとして活躍を始めたのです。
彼女は施設中を回り部屋を出て、居住者に彼女とふれあうことを促していました。

居住者はオレオと触れ合うことを楽しみにするようになり、それは施設全体に広がりました。
オレオの働きかけにより、居住者たちは積極的に部屋の外に出るようになり、自然と周りの人たちとコミュニケーショが増えることにつながりました。
施設を訪れる人もまた目的を終えるとオレオとふれあい、リハビリや治療の辛さを彼女とのふれあいで癒して帰宅しています。

オレオは毎日、送迎を待つ専用のベンチに座る時間を持っています。
その時間、彼女はベンチを利用する人に付き合い利用者が帰っていくのを見送っています。
オレオは、施設の利用者に何をすれば喜んでもらえるかを理解しているようです。

施設のスタッフはオレオの存在をとても誇りに思っています。
営業時間を過ぎた受付デスクには、スタッフの写真撮影の呼びかけを待つオレオの姿が見られます。
仕事を終えたスタッフは、ここに来ればわざわざ探さなくともオレオと会うことができます。

撮影した写真は、スタッフたちによって常に携帯されています。
彼らはオレオと一緒に仕事ができることを心から喜び、ハードな仕事の疲れもオレオの存在によって軽くすることができます。

オレオは、施設で行われる動物セラピーのイベントにも積極的に参加し、犬の2匹と共に活動しています。
オレオは、ふらりと現れたとき、この施設に自分の居場所を見つけ自分にできることで私たちの施設に貢献しようと決めたのです。
毎日たくさんの人とふれあい、施設のスタッフとして人々に癒しと笑顔をもたらし続けています。