母猫の名前は『プリンセス』。とっても美人猫です。
プリンセスは野良猫でしたが、当時エサをもらっていた女性の家で出産をして子猫たちの世話を一生懸命していました。プリンセスはとても愛情深い母猫でした。
幸せそうで子猫たちを育てることが生きがいそのものでした。

1週間後、その女性から動物保護団体「Sawyers Gully Animai Rescue」の留守電にメッセージが入りました。
プリンセスが出掛けたときに隣の庭へ入ってしまったため、その家主は怒ってプリンセスのしっぽを掴み繰り返しトレーラーに叩きつけ投げつけました。
プリンセスはピクリとも動かなくなったので亡くなったと思うといった内容です。
プリンセスが亡くなったと思った女性は子猫たちを安全な場所に保護した後、施設に預かってもらいました。

施設のオーナーのワルトンさんがメッセージを聞いた翌日に現場へ行ってみると驚いたことが起きたのです。
プリンセスは息を吹き返すと必死で子猫の元へ行こうとしました。
プリンセスの体は虐待されたせいで足や歯が折れ腰から下は麻痺しており歩けないながらも前足だけで必死で匍匐前進して子猫たちのいた場所まで来たのです。
子猫たちに会いたい一心だったんですね。

プリンセスをすぐさま子猫たちのいるところへ連れていきました。
プリンセスは後ろ足の麻痺により半身不随となり自力で歩くことも排泄することも出来ないため一生介護が必要です。
そんな体になってもプリンセスは一生懸命子猫たちの面倒を見ています。

一時は安楽死を勧められたプリンセスですが、虐待後に激痛をこらえて子猫たちのために諦めず必死で戻ってきたプリンセスに心を打たれたワルトンさんは一生面倒を見ると言っています。
プリンセスに猫用の車いすをプレゼントするという計画もあるそうです。

プリンセスの愛情をたっぷりもらい子猫たちも立派に成長することでしょう。
猫の母性愛はとても強いといいますが、プリンセスの母としての愛を私たち人間も見習わなければいけないですね。

今回、プリンセスを虐待した男は動物虐待の容疑で逮捕されました。ただ庭に入ってきただけという理由での凶行はあまりにも身勝手で恐ろしい事件です。二度とあってはならないことです。