私たちは野良猫たちにご飯を与え、一日2回水を提供しています。私の甥、ショーンは彼が3歳になった2年前、私たちの活動にとても興味を示し始め、活動の現場に来るようになりました。私たちがお世話をしている野良猫やその子猫たちは、私たちになかなか触れさせてくれませんでした。ところが驚いたことに、ショーンはいとも簡単に彼らを撫で始めたのです。

ショーンは現れたときから、猫たちは自然と彼の周りに引き寄せられるように集まり、ショーンに撫でられることを喜んでいました。私たちは、ショーンの優しさと思いやりの深さが、猫たちには瞬時に伝わったのだと思いました。

私たちがお世話をしている野良猫たちが住む場所は、もともとあった野良猫たちが形成するコロニーを中心としており、それはそれぞれ4つの異なる場所に分かれています。さらに、私たちは子猫たちを病気や危険から守るために専用のコロニーを設けています。

ショーンは、猫たちのご飯と水の場所のは勿論、それぞれの猫の好みまで把握しています。そんな彼はご飯や水の補給をする私たちと同行することを何よりの楽しみにしています。ショーンはそのたびに猫たちにおやつをあげ、撫でて猫たちを喜ばせることを忘れません。でも、悪天候のために、私たちに同行を許されないとき、彼は泣いて行きたいと訴え私たちを困らせています。

私たちが世話をする野良猫たちの中に、バグというボス猫の夫婦がいました。バグのパートナーのメス猫はすぐに保護できたのですが、バグは過去2年に渡り私たちのトラップから逃れ続けていました。彼は完全な野生の猫で、ご飯を与え始めた私たちに決して近づこうとはしませんでした。

ところが、ショーンがバグを前にしたときでした。驚いたことにバグの方からショーンに方へ近付いて来ると、ショーンの足に体を擦りつけ挨拶をしたのです。あっという間の出来事でした。その日以来、バグはあれほど私たち人間を避けていたにも拘らず、フレンドリーな猫に変わりました。私たちは彼に去勢手術を施し、バグは私たちのコロニーのボスに君臨しています。

ショーンは、猫たちのお世話をするとき、スーパーマンやスパイダーマンといったスーパーヒーローのコスチュームに身を包むことがあります。ショーン曰く、『僕は猫たちのスーパーヒーロー、猫を守る人になりたい!』コスチュームは彼の夢を表しているそうです。

ショーンの夢は彼が3歳の時に始まり、5歳の現在に至るまで毎日夢に向かって歩み続けてきました。私たちは、ショーンこそ本当の意味で猫たちの家族であり、彼の夢を叶えつつあると思っています。
5歳のヒーローはベッドで夢を見ているとき、彼の猫たちに厳重に守られています。