恐らく子猫は生後1日。様子を見ている間、子猫は鳴いていませんでした。ただ、見えない目で母猫を探して必死に這っているように見えたのです。
私は子猫を掬い上げて、急いで自宅に戻りました。

私は早速子猫にシリンジでミルクを与えました。子猫が鳴かないのでとても心配しましたが、ミルクを与え始めて3日目にようやく鳴くようになりました。私は子猫をブルースと呼ぶことにしました。
私は始めの数日、ミルクを与えるために職場にブルースを連れて行き、帰宅後は寝る時間を削って、ブルースがお腹を空かせて鳴くたびにミルクを与えました。

小さな小さなブルースですが、お腹を空かせたときの彼の鳴き声はビックリするほど大きいものでした。夜中に起きてミルクを与えるとき、私は目覚まし時計を必要としませんでした。ブルースの鳴き声があればすぐに目を覚ますことができたのです。
ミルクを与え始めて12日後、未熟児だったブルースはやっと100gを少し超えました。まだまだ小さいですが、ブルースは確かに成長していました。

私と夫は以前飼っていた猫を亡くして以来、新しく猫を飼う予定はありませんでした。でも私は、ブルースのお世話をはじめてすぐに、彼を手放すなんて到底できないと思うようになっていました。私たちはブルースを家族として迎えることにしました。
そして、ブルースの目が開きました。何にでも興味を示すブルースのお世話に私はさらに忙しくなりました。

そろそろ離乳の時期を迎えたブルースに、私は固形の食べ物を与えるようになりました。そして、母猫のお世話を知らないブルースに、毛繕いの方法を教え、トイレを使うことに慣れてもらいました。はじめは手助けが必要だったブルースも、どんどん吸収して身に着けてくれました。

生後9週を迎えたブルースは、お気に入りのぬいぐるみとはじめてのクリスマスを迎えました。
活発になったブルースは、次第にヤンチャを覚え始めていました。

あっという間に1年が過ぎ、ブルースはたくましく成長しました。私の手のひらに収まっていたあの頃がウソのようです。
ブルースが新生児だった頃から今に至るまで、私たちはずっとそばで見守り続けてきました。それはとても幸せなことだと思っています。ブルースの体重が増えた、ご飯をたくさん食べるようになった、歩くようになった、トイレを上手に使えた・・・そのたびに私は喜ぶことができました。大変だったことよりも、嬉しかったことの方がよく覚えています。
ねぇブルース、次はどんな思い出ができるの?