動物保護団体『Homeless Animal Adoption League(HAAL)』のスタッフが現地へ行くと青いプラスチックのケースに猫用ベッドが入れられて猫たちはお互い身を寄せ合うようにうずくまっています。
雨が降っているため子猫達を凍えさせまいと母猫が必死で守っています。
その状態から見て明らかに捨てられているのです。
子猫が産まれたから捨てられたのでしょうか。切ない話です。

スタッフはその可哀想な猫たちを施設へ連れて帰りました。
施設へ向かう間、母猫らしき黒猫はスタッフをまるで感謝しているかのようにずっと見つめていたといいます。

保護された猫たちはすぐに診察を受け全員、風も引いておらず感染症もない健康体であると分かりました。
子猫たちは6匹いますが、飢えている子が1匹もいないところを見ると母猫がずっと世話をしていたのでしょう。
やはり飼い猫だったのでしょうね。

そして母猫と見られていた黒猫も診察をすると驚いたことが判明しました。
この愛情深い黒猫は実はオス猫だったのです。
小柄な黒猫ですが子猫たちの父親なのか兄なのかはわかりません。
また全く関係のないにも関わらず、通りがかったときに子猫たちを見つけ見捨てることができなかったのかもしれませんね。

このオス猫が寒さや飢えから子猫たちを守り続けたおかげで子猫たちは助かったのです。
スタッフは心優しい黒猫に『ミセス・ダウトファイア』と名付けました。

保護されてからもダウトファイアは子猫を1匹ずつ毛づくろいしてあげながら面倒をみてあげているそうです。
ダウトファイアのとった愛に満ちた行動は現在の身勝手な人間社会への教訓ではないでしょうか。