キジトラの子猫と白黒の子猫がいたことは知っていました。
溝を覗き込んでいたのはキジトラの方です。
気付いたら白黒の子猫の声だけがやたら響いていました。

溝から出てきた子猫は泥だらけ。子猫と分かっていても、全く別の生き物に見えました。
子猫は助けを求めて鳴いていました。

見つけたときは怖がっていたのに、子猫はあとを付いてきてずっと鳴いています。

きれいにしてあげたいけど、外出の時間が迫っているし・・・
お風呂に入れている時間はない・・・

・・・ああ、どうしよう【パニック!!】

意を決して、子猫を捕まえると、お隣さんの敷地を突っ切って自宅の外の水道へ!

移動の間、子猫は鳴きっぱなしでした。

きれいに泥を洗い流して・・・

ふたりがかりで、拭いて、乾かして。 

後ろに見えるタオルの山!

その間、子猫はとてもおとなしくしていました。

元の場所に戻してあげたのですが、
恐怖のあまり、子猫は動けません。

子猫のお世話をしている間、
キジトラの子猫がずっと鳴いているのが聞こえていました。
兄弟を心配して、離れた所からずっと見ているようです。

キジトラの子は、放された兄弟を迎えに来ていました。
でも警戒してなかなかそばに寄ってきません。

少し離れた所から見守ることにしました。

視界から消えると、キジトラの子が迎えにきました。

『怖い目に会ったのに、2度も怖い目に会わせてごめんね・・・』

季節は夏、それでも水で洗ったことを申し訳ないという男性。
顔見知りの野良猫たちのようですが、子猫の異変に気付けて良かったですね。