猫たちの住居は、木製のバンガロー風の立派な建物や、同じく木製のアパートメントが立ち並び、猫たちはその中で気の合った仲間と一緒に暮らすものもいれば、自由気ままにひとり暮らしを楽しんでいるものもいます。

建設当初、50匹以上の野良猫が街で保護され、キャット・タウンに移されてきたそうです。保護された野良猫たちは去勢・避妊を受けた後、年齢・健康状態に関係なく、常駐する獣医師の管理下のもとで平等に暮らしています。

猫たちが暮らす建物の周りには、もともと森林である土地を活かした遊び場や、猫たちが泥だらけにならなくて済むように猫のための歩道や橋が用意されています。

野良猫の中には病気やケガを抱えた猫もいますが、そんな猫のために別の場所が用意されているそうです。キャットタウンに勤務する獣医師たちは、新しい家族が見つかるまでに、そういう猫たちを健康な状態に戻すよう努めているそうです。

キャット・タウンの猫たちは、獣医師やお世話をするスタッフたちとふれあうことで人間との生活に慣れることができます。このキャット・タウンはもともと野良猫だった猫たちに飼い主を探す役割も果たしています。野良猫たちはここで暮らし、新しい家族のもとへ旅立って行くことも少なくありません。

猫の中には、どうしても人間との生活を好まない猫もいます。また、障がいや高齢のために新しい家族と巡り合えない猫もいます。そういう猫たちは、ここで生涯を過ごすことができます。キャット・タウンは、そういう猫たちに優しい設計になっていると常駐の獣医師は話しています。

建設当初、50匹だった野良猫たちは、現在800匹。そして、ここを訪れる動物好きの人たちの数は約3倍に増えているそうです。中には猫のご飯を差し入れしてくれる人もいると言います。
森の中のキャットタウン、猫たちにはとても居心地の良さそうな施設ですね。
このキャット・タウンから新しい家族のもとへたくさんの猫たちが旅立って行けますように。