子猫は体にはノミが付着していましたが、とても人懐っこい子でした。マイクロチップは見つからなかったものの、飼い主が現れるかもしれません。お世話をしていた私は、子猫にそれ以上の愛着がわかないように、自分の気持ちにブレーキをかけていました。

病院に子猫が連れて来られて2週間、病院は子猫の飼い主を探すために、地元オーストラリアのペットグループや迷子の子猫を探す協議会の協力を得て、子猫の情報をSNSに投稿しました。一方、私たちが色々と手を尽くして子猫の飼い主を探している間、子猫は全く別の計画を着々と進行していました。

子猫は、お世話をする私の注意を引いては甘えてきました。私は子猫の誘惑につかまらないように、冷静でいようと努めていました。そうしなければ、どんどん子猫に愛情を持ってしまいそうでした。
私は2年前、かつては野良猫だった最愛の猫を亡くしていました。子猫が病院へ連れて来られる前日の夜、私は家族に『そろそろ次の猫を飼ってもいいころかもしれないわ。』そんな話をしたばかりでした。

その後、数週間待っても子猫の飼い主は見つかりませんでした。子猫の飼い主を病院で決めることになったとき、それは子猫が計画していた通りになりました。子猫は新しい家に私と一緒に帰りました。そして子猫は、家の中でお気に入りの場所をもう見つけていました。私のベッドの下の箱を気に入り、その中に入ってはおしゃべりをしています。

子猫は病院でウィロウと呼ばれるようになっていました。ウィロウはベッドの下から出てくると私の後を付いて回っています。私の携帯を肉球で操作しようと試しています。でも、基本的にとてもお行儀のいい子です。私は抑えていた気持ちをやっと開放できて、清々しい気分です。ウィロウはと言えば、自分の計画通りの結果にとても満足しているようです。