ここで暮らす猫たちはリビングのソファで寛ぐように、いたるところで墓石に座り日向ぼっこを楽しんでいます。
彼らにとってここは紛れもなく家。しかし彼らはとても仕事熱心でもあります。

霊園を歩いていると、あちこちに猫の姿を目にすることができます。霊園の中で墓石の間を縫うように歩き回ったり、パトロールをしている猫もいます。
ここにいる猫たちは人懐っこいというわけではありませんが、旺盛な好奇心を持っていて、私たちの注意を引いたり中には近付いてくる猫もいます。

猫たちがいる霊園の風景は、お墓参りに来る様々な想いを抱えた人たちの心を和ませ、励まし、笑顔を引き出しています。
猫たちはここに住むことで、この霊園に眠る人と訪れる人の双方に寄り添っています。

猫たちが年間を通して霊園の守り神を務めていることに感謝して、猫たちを支援するボランティアグループが彼らの快適な暮らしを支えています。
ここに暮らす猫の左の耳は、ボランティアグループによって去勢・避妊されたことを示すために切り欠かれています。

そして、霊園を歩くボランティアグループの人々は、猫たちに毎日の食糧と必要な時は獣医を提供しています。
猫たちの平和で質の高い日常は、彼らを一代限りの家族として見守るボランティアの人々が、長い間努力を続けてきた上に成立しているのです。

グルーミングをする猫に会いました。猫は日差しの中で、私たちの視線を気にすることなく没頭していました。
また違う場所で、子猫が遠くからその存在を確認して駆け寄って行きます。彼らを見守る人が子猫にブラシをかけていました。

多くの住民は、愛する猫の友人と時間を過ごすために定期的に霊園を訪れます。
彼らはしばしば見落とされる地域の猫の快適な暮らしをサポートし、彼らは猫に癒しを与えられています。

鳴き声がしたので振り返ると、1匹の猫が私に声をかけていました。
『せっかく来たんだから、ふれあっていけば?』
猫はまたひとつこの霊園の思い出を作ってくれました。

私が大好きな東京にある隠れた宝石。
ここには、地域に暮らす猫を大切にするとき、私たちにできる美しい例があります。