私たちの施設Milo’s Sanctuaryは特に障害を抱える猫、高齢の猫、終末期の病気を抱える猫を、生涯にわたりケアする保護施設です。私たちがフェンネルを知ったのは、彼女が1歳の時。前の飼い主にハイキルシェルターに放棄され、安楽死が予定されていた日の前日でした。私たちは彼女を保護しるために駆けつけ、この施設に引き取りました。

フェンネルは、口蓋と軽度の小脳形成不全という先天的な障がいを持って生まれました。フェンネルの場合、上唇が避けた状態のため食事が自由にできません。食事をするときは常に介護が必要です。

小脳形成不全は運動能力に影響を与える神経障害ですが、フェンネルはまっすぐに歩くことができず、よくつまずいたり転んだりしてしまいます。でも、フェンネルは食事を助けてもらうことに素直に感謝し、何度転んでもまた立ち上がっては、仲間と一緒に遊んだり、お気に入りのオモチャと遊ぶことを止めようとはしません。

フェンネルは、この施設に来た時から障害があることなど全く気にしていませんでした。フェンネルの明るく素直な生き方は、お世話をするスタッフたちにも元気を与えていました。フェンネルは彼女と出会ったすべての人から愛されていました。

『ご褒美の時間?』
フェンネルが食事をする際、私たちは特に気を付けなければいけないことがあります。食べたものを気道から肺の方へ吸い込まないようにすることと、彼女の口の中の溝に食べ物が残らないようにすることです。でも、フェンネルは食べることが大好き!いつもお腹いっぱいに食べます。

施設のSNSで彼女の写真にフェンネルの気持ちをメッセージにして投稿したところ、世界中の人からメッセージが送られてきました。
フェンネルは障害を持って生まれ、そのために飼い主に捨てられましたが、この施設で仲間やスタッフに囲まれて、言わば大家族の一員に加わりました。仲間たちと心を通わせ、周囲からの愛情を感じて暮らしています。私たちはフェンネルに人生を楽しんでほしい、そう願いながら生涯サポートし続けたいと思っています。