彼はエジプトの首都、カイロに暮らしているアーメットという男性でした。彼が近所を歩いていたとき、1匹でさまよっている片目の子猫を見つけたそうです。よく見ると子猫は先天的に片目で生まれたようです。さらに重度の白癬を患い衰弱していました。アーメットは子猫を家に連れて帰り、看病を始めました。そしてFacebookに子猫の写真を投稿しました。

彼は子猫をポッピーと呼び、衰弱した彼女のために24時間体制の看護をしていました。アーメットはポッピーの治療に当たりながら、ポッピーの将来を真剣に考え、アメリカにある私たちの保護施設に助けを求めてきました。アーメットはアメリカに、ポッピーが新しい家族に巡り会えるより多くのチャンスを求めたのです。

アーメットは、ポッピーの渡米の準備が整うまでの間、懸命に治療を続けていました。治療をはじめて一週間後、彼の治療が功を奏しポッピーは白癬を見事に克服していたのです。彼が保護したときとは見違えるほどの回復ぶりでした。

5月30日、14時間のフライトの末、アーメットはポッピーを連れてニュージャージー州の私たちのもとへやって来ました。空港で出迎えられたポッピーは周囲の注目を浴びていました。『アメリカならきっと素敵な家族が見つかるよ。』アーメットはポッピーの未来を祈ってエジプトへ帰っていきました。

私たちは到着したポッピーの新しい家族を早速探し始めていました。保護施設でのポッピーは、お気に入りの枕を見つけてくつろいでいました。彼女は人懐っこくとても甘えん坊でした。

そして7月のはじめ、ポッピーは新しい家族のもとへ旅立って行きました。彼女を引き取ったべたニーさんの家には、保護された猫のロキがいます。2匹はすぐに意気投合したようです。
アーメットに救われ、彼の必死の看病のおかげで健康を取り戻したポッピーは、ベタニーさんの家で新しい名前、ミネルバと呼ばれ暮らし始めています。アーメットの願い通り、幸せをつかんだミネルバは愛情に包まれて輝いていました。