ケルソとフェズはとても仲のいい兄弟です。彼らは片時も離れずにいつも一緒です。突然施設に連れて来られた兄弟は深く傷つき、ガラス越しに見上げる2匹の表情はそろって淋しそうな目をしていました。

ケルソとフェズはどちらも人懐っこく、穏やかな性格をしています。何をするにも一緒です。施設のスタッフの方たちは兄弟を引き離すことなどできないと感じたそうです。当時の彼らに一番必要なのは、新しい家族、それも兄弟そろって迎え入れてくれる家族だと思ったそうです。

ケルソとフェズの新しい家族を探すために、スタッフの方が施設のFacebookに兄弟の写真を投稿しました。
それから一か月半が過ぎた頃、ケルソとフェズはまだガラスの向こうで新しい家族が現れるのを待っていました。その日私は、友人が共有したケルソとフェズの写真を見たのです。

私は兄弟の写真を見たとき、我が家の茶トラの猫、10歳のモルティーの兄達のように思え心を奪われました。兄弟がとても愛おしく感じ、2匹の哀しそうな表情に涙があふれました。『この子たちを決して引き離してはいけないわ。』私はケルソとフェズを引き取る準備に取り掛かりました。

私たちにはさらに猫を飼う予定はありませんでした。しかし、私は夫のスティーブと一緒に施設に行き、ケルソとフェズを引き取り、家族に迎えました。ケルソとフェズにとって我が家は居心地のいい家になると確信していたのです。

私だけでなく夫のスティーブも、一目でケルソとフェズに心を奪われました。私たちは兄弟を心から愛し、生涯を共に暮らしたいと思ったのです。
我が家に来た兄弟は、私たち家族にすぐに溶け込み寛いでくれました。

ケルソとフェズが我が家に来て5日がたちました。兄弟はご飯をたくさん食べてくれていますし、私はそんな小さなことでも嬉しくなってしまいます。ケルソとフェズ弟は新しい自分たちのベッドをとても気に入ってくれたようで、穏やかな表情で寄り添って寝ています。もう大丈夫、安心して。あなたたちはずっと一緒。ずっとここにいるのよ。