私たちが住む地域には野良猫がたくさんいます。その子猫は金網から小さな頭を突き出して、夫と私たちの犬バセットハウンドを確かめると、付いて行こうと決心したようでした。しばらくの間、私も一緒に歩いていましたが、子猫が離れる様子を見せなかったので『このまま、家まで行きましょう。』夫にそう言いました。とうとう子猫は私たちの家までたどり着いたのです。

子猫はとても汚れていました。私はできるだけ子猫をきれいにして、お腹が空いているようだったのでご飯をあげました。子猫は怯える様子も見せず、子猫が付いて来たバセットハウンドと遊んでいました。

我が家には犬の他に3匹の猫を飼っていました。我が家では子猫を飼えなかったのですが、私には心当たりがありました。近所に住む私の妹は猫が大好きです。妹に子猫の話をすると、彼女は翌日我が家にやってきました。そして妹は喜んで子猫を連れて帰り、ピノと呼んで家族に迎え入れました。

ピノは私が見てきた中で一番人懐っこくて愛らしい子猫でした。私は彼に温かい家が必要だと思いました。私は妹の家ならピノの成長を見守ることができると考えていたのです。
私の思惑通り、妹はピノを一目見て心を奪われました。その後。妹は動物病院へピノを連れて行き、何度か通院した後ピノの荒れていた肉球の治療をしました。元気の良かったピノは、さらに元気になりました。

あれから1年、小さかったピノはとても大きく成長しています。ピノは綿棒が大好きなようで、妹はバスルームに散乱する綿棒に何度も悩まされました。そしてピノは、妹の家の窓からバードウォッチングをするのが大のお気に入りのようです。
獣医さんの話ではピノはメインクーンのミックスなのだそうです。出会ったときは、手のひらにすっぽり収まっていたピノでしたが、これからももっともっと大きくなるのかしら・・・?それも楽しみね(笑)