ジェレマイアの以前の飼い主だった女性は、彼がトイレを覚えず、1年以上家中で用を足すからという理由だけで施設に連れて来たのだそうです。盲目というハンディを背負っている彼を支えてくれるはずの飼い主さんに見捨てられ、ジェレマイアはどんなに傷ついたでしょう。

シェルターの獣医師さんは、時間をかけて彼にトイレを教えようとしたそうですが、ジェレマイアはトイレの問題を解決できなかったそうです。結局スタッフの皆さんは、彼をひとり部屋で過ごしてもらうようにしたのです。ジェレマイアには、静かに過せる部屋が必要だったのです。

私は結婚してペンシルバニア州に住んでいます。週末にはバージニア州の実家に来ていました。動物が大好きな私は実家の近くにあるこのシェルターを訪れ、ジェレマイアと出会ったのです。私は、彼に一目で恋をしました。私はジェレマイアに会うために時間の許す限りシェルターへ通うことにしました。私が施設を訪れ、彼を呼ぶとジェレマイアはドアの前で大きな鳴き声をあげて応えます。

ジェレマイアは生まれつきの盲目であるにもかかわらず、別の目で何でも見ることができます。ジェレマイアと過ごす時間、彼は私がどこにも行かないようにずっと私の手を握っています。とても愛情深いジェレマイアなのに、私が通い始めて2年が過ぎても彼は引き取り手を見つけることができませんでした。

できることなら私がジェレマイアを引き取りたいのです。しかし、我が家にはすでに3匹の猫がいて、静かに過ごすことを好むジェレマイアには快適な家とは言えません。それは彼のトイレの問題を重症化するでしょう。だからできないのです。
私はジェレマイアのところへ通いながら、彼の引き取り手が見つかるように彼の情報を発信しています。ジェレマイアに愛情を注いでくれる家族が一日も早く見つかるように、私にできることを続けていきたいと思っています。