普段のウィリアムは自信を持って行動することができる子でした。しかしウィリアムが3歳になり、メイプルツリー・ローワー・スクールに通うことを彼に話したとき、ウィリアムは不安を懐きその不安は日に日に大きく膨らんでしまいました。

それは、ウィリアムが学校へ行く初日の日でした。気が付くと、学校へ行く用意をするウィリアムの側に、ミリーが座りじっと彼を見詰めていました。ミリーが側にいることで緊張していたウィリアムは安心した様子でした。そして私たちが家を出るとミリーも一緒に外に出たのです。

ミリーはそのまま私たちのあとを付いてきて、13分の道のりを学校までウィリアムと一緒に歩いてくれたのです。その日から彼女はウィリアムの通学に同行するようになりました。
驚いたことに、ミリーにはウィリアムの下校時間が分かっているようで、その時間になると私と一緒にウィリアムを迎えに行きます。

ミリーの送り迎えはウィリアムが学校へ行く日、一日も欠かさないものでした。私はミリーがちゃんとついて来るのか注意を払っていましたが、今ではお馴染みの光景になりました。ミリーは必ず私たちの後ろを付いて来ました。

ウィリアムはそんなミリーと一緒に学校へ行くのがとても楽しくて、ミリーは面白いし、彼女におやつをあげるのが好きだと言っていました。
ウィリアムが私のお腹にいるとき、ミリーは私のお腹を肉球で優しくポンポンしていました。彼とミリーの間には不思議な絆があり、ミリーにはウィリアムに対する特別な能力が備わっているようです。私にはうまく説明できませんが。
猫は本来自立心に長けていますが、ミリーはちょっと違うようです。