妻は、箱のメッセージに怒りを覚え、助けた彼女の窮状に何もしないではいられなかったようです。『ねぇ、私たちなら子猫の里親になって健康にしてあげられると思うの。子猫が元気になったら引き取り手を探してあげられるんじゃない?』妻はそう言って彼女に連絡を取り、私たちは小猫を引き取ったのです。

私たちが思った以上に子猫の状態はよくありませんでした。私たちはすぐにかかりつけの動物病院へ子猫を連れて行きました。子猫は低血糖と重度の脱水症状に陥っていたため、獣医師は2~3時間の長い点滴を打ちました。その夜、私たちは小猫に付き添い一晩中血糖値と体温を見続けました。翌朝、獣医師は再び点滴を打ったのです。

子猫はとても痩せていました。とても辛そうでした。そしてとても寂しそうに見えました。
妻の最初の予定では子猫を健康に戻し、時期が来たら子猫を引き取ってくれる家族を探してあげたい・・・そう考えていました。しかし、予定はあくまでも予定、妻はすでに子猫を手放す気など無いように見えました。それは、私も同じでした。

治療を終えた子猫は確実に回復に向かっていました。そして、子猫は私たちの心をあっさりと盗んでしまいました。私たちは小猫を家族に迎えることを決め、ウィルソンと呼ぶことにしました。私たちと自宅に戻ったウィルソンは、一晩かけて家中をチェックして回り、彼のための新しいオモチャで遊んで回復ぶりをアピールしたのです。

ウィルソンは、旺盛な食欲でますます元気さを増しています。彼は、先輩猫のロッキーを親友と決めたようです。ロッキーはウィルソンを気に入ったようですが、彼を親友と思っているかはまだ分かりません。

これは私のお気に入りの一枚です。このときウィルソンはお昼寝の相手に私を選んでくれました。私の首に横になって寝ています。分かりますか?ウィルソンの右耳はちょっとだけ先が曲がっています。

ウィルソンはロッキーの後をずっと付いて回り、ロッキーもついにウィルソンに降伏したようです。ロッキーは弟のような甘えん坊のウィルソンに対して、愛情をどんどん膨らませているようです。
ロバートを発見した女性は、メッセージ入りの箱の中から子猫の鳴き声を聞いてとてもショックを受けたそうです。そして、子猫の命を何とか助けたいと思いSNSに助けを求めるメッセージを写真入りで投稿したのです。私たちがウィルソンの人生を見つけられたのは彼女のおかげだと心から感謝しています。