モリはニューヨークとプエルトリコで、主に猫や犬を保護している組織から引き取った猫です。もう1匹猫を飼うことにした私たちは、同じ組織で茶トラのルイと出会い引き取ることにしました。初めて我が家に来た時のルイは、新しい環境に戸惑った様子でした。

モリとルイの初対面は全くうまくいきませんでした。ルイは初対面のモリにかなり興奮していました。ところがモリの方はルイにほとんど興味を示さなかったのです。私たちはあまり気付いていなかったのですが、モリはルイをあまり歓迎していなかったようです。

ルイがモリに仲良くなろうと挨拶をすると、モリはルイを拒絶するように威嚇したのです。かわいそうなルイは後ずさりするしかありませんでした。しかし!そこで諦めるルイではありませんでした。そのときルイは、必ずモリと仲良くなってみせると決心したのです。私たちがおとなしく引き下がったルイを見たのはこのときの一度きりでした。

私たちはしばらくの間、2匹が顔を合わせないように別々に過ごしてもらうことにしました。2週間ほど経った頃、再び彼らを引き合わせてみました。ルイは、モリが自分に距離を置いていることを知っているものの、仲良くしてもらいたいという気持ちを抑えられなかったようです。モリに猛アピールを繰り返していました。

すると、モリが少しずつルイを受け入れるようになってきたのです。『きたーっ!!』ルイはそんなモリを逃がしませんでした。ついに、ルイの情熱がモリの心を完全に溶かしたのです。ルイに抱きしめられたモリは『そんなに仲良くしてほしいのかい?・・・しょうがないなぁ~』ルイにされるがままに。

モリは、ルイがやって来るまで私たちの愛情をひとり占めにしてきました。だから、我が家に新しくルイが加わることに抵抗を感じていたのかもしれません。でも、ルイの愛情深い性格が次第にモリにも伝わったのかもしれません。モリに受け入れられたルイは、思いきり彼を抱きしめていました。

ルイの猛烈なアプローチを受け入れたモリは、最終的にルイの毛づくろいを始めそして、ルイを抱きしめていました。その光景を目にした私たちは、感動のあまり2匹をぎゅっと抱きしめたくなりました。

モリとルイ、2匹の出会いは絶望的な始まりでした。しかし、諦めなかったルイがいつしかモリの心を溶かしてしまいました。片時も離れない彼らは毎日キスを繰り返し、モリはお兄さんらしく、ルイは甘えん坊の弟のようにふるまっています。2匹はいつもレスリングや追いかけっこに忙しく、遊び疲れると抱き合って眠ります。・・・ああ、また!追いかけっこがはじまっちゃいまいした!