子猫は生後4か月でした。子猫は私を見つけると私に駆け寄ってきました。そのまま私によじ登り私の肩に収まりました。子猫はよじ登る際、誤って私に爪を立ててしまいました。どうやら子猫は私と決めたようだったので、私はその日、子猫を連れて帰ることにしました。

私の部屋に入ったとき、子猫は耳をそばだて私の部屋を見回すとここが自分の家だと分かったようでした。私は子猫をパイパーと呼ぶことにしました。
パイパーはそのとき白癬症にかかっていて、お腹に回虫がみつかっていました。その影響で見た目がまるでネズミのようでした。動物病院で治療を受け、次第に健康を取り戻していきました。

回復したパイパーは、外見的にも彼女の個性が輝きはじめました。パイパーは初対面の人にも物おじせずに甘える子です。その人に甘えたいときは、文字通り猫なで声でアプローチしながら腕や胸、お腹に摺り寄っていきました。かなり積極的です。

パイパーはとてもおしゃべりな子で、自分の要求を私に鳴いて伝えようとします。パイパーの気分が乗ってくると、彼女は可愛らしい小さな鳴き声をあげながらアパートの周りをはしゃいで回りました。

パイパーはとても食いしん坊です。ご飯が済んだのにもっと食べたいと思ったら、甘えた声で鳴きながら私の脚に擦り寄ってきます。彼女はその鳴き声に誰も逆らえないことをじゅうぶん分かっているのです。数か月が経つと、パイパーは魅力的な個性を持つ堂々とした猫に成長しました。

パイパーは常に好奇心を失わず、捜索を忘れません。気に入ったモノには必ず古典的な表現法、ほっぺの横でスリスリをして『これは私のもの!』そう主張します。ガラス戸の縁の類は特にお気に入りのようで、スリスリして満足そうな様子です。

いつの間にかパイパーと出会って4年の時が流れ、私の家はパイパーが女王として君臨する彼女の王国となりました。パイパーは私に要求を伝えるために、2本足で立つことも覚えてしまいました。そんな彼女の願いを誰が拒否できるでしょう(笑)私にたくさんの笑いをもたらすパイパーは、私の女王として君臨し続けるでしょう。