ルームメートの猫は4歳、名前はバブと言いました。バブの名前は彼の魅力的な鳴き声に由来していました。ルームメートはバブの鳴き声がブクブクいう泡の音に似ているからとその名前を付けたと言っていました。確かに彼の鳴き声は個性的かつとても魅力的なのです。

バブは口蓋裂と喘息を持っていました。ルームメートがバブと暮らす前は、前の飼い主が飼うことっを止めてしまい、保護施設にいたそうです。私はルームメートにバブを紹介されたとき、どういうわけか彼を昔から知っているように感じ、それはバブも同じだったようでした。私たちは数日でに信頼し合うようになったのです。

バブは私の膝で何時間も眠るようになり、夜になるルームメートではなく私のベッドで寝るようになりました。バブの私への信頼は他の誰に向けたものとも違って、特別なものになっていました。私がPCに向かうとバブは必ず私の側に来て、『手伝おうか?』そういう顔をしました。

2年後、私とバブを見てきたルームメートはバブの飼い主を正式にするときが来たと感じたようです。ルームメートはバブが選んだのは私だと確信し、バブの飼い主を私であると決めたのです。私とバブは本当の家族になりました。

バブは閉じたドアが嫌いで、段ボールを壊すのが大好きです。私が仕事に夢中になると、彼は毎回『ボクのこと忘れてない?』彼への注意を喚起するために、私とPCの間に入ってじっと見詰めてくるのです。

バブは猫らしい媚びない一面も持ち合わせています。私を必要としない時、彼はとても冷静に『I’m OK』というまなざしを私に向けます。彼の意思表示に遠慮はありません。

バブは水を飲むとき、テーブルの上でグラスから飲むことを好んでいます。ときどき、カーペットと格闘した挙句、とんでもない時間に私たちを叩き起こすこともあります。彼は9歳になりますが、心はいつまでも小猫のままなのです。

最近の彼は2本足で立つことを覚え、私の注意を彼に向ける新たな方法を見つけたようです。バブは私の脚元に立ち、私が応えるまで肉球でポンポンと叩き続けます。目的を達成したバブが甘えん坊の顔をして私を見上げています。そんな私たちを見て、私にバブを引き合わせてくれたルームメートはとても満足そうにしています。