小さな子猫はとても寂しそうでした。私たちを見つけるとちょっと不器用な足取りで後を付いて回り、側を離れようとしませんでした。辺りに猫の姿は見当たらず、私たちは子猫を連れて帰ることにしたのです。子猫は生後5週ほどでしょうか。妻が掬い上げると、子猫は妻の両手にすっぽりと収まってしまいました。

自宅に戻り、子猫のためにベッドを用意しました。毛布の上に子猫を下すと、子猫はフワフワの毛布の感触にとても喜んでいました。顎を撫でてあげるとゴロゴロと喉を鳴らして目を細めていました。

私たちは小猫をクロエと呼ぶことにしました。フカフカの毛布の中で、やっと安心できたのかクロエは長い昼寝の後に明るい表情で目を覚ましました。そしてクロエは次第に好奇心のまま家の中を探検し始めました。

探検を楽しんだ後、クロエはお気に入りのお昼寝スポットをもう見つけていました。私や妻の肩まで上ると、私たちの首に鼻を擦りつけて眠りに入るのが決まりになりました。

クロエの好奇心はとどまることを知らず、彼女は私たちの外出に一緒に行くと主張しました。私のバッグにすっぽりと収まるといつも満足そうにキラキラと目を輝かせています。彼女はかなりの冒険好きでした。

私たちと一緒に彼女の冒険を満喫し、クロエはぐっすりと眠りにつきます。私たちの胸やお腹の上に乗ったり、首に巻きついたり彼女の好きな場所で夢を見ています。

クロエが家族に加わって数か月が過ぎました。順調に成長した彼女は相変わらずの好奇心でいろんなことに挑戦していました。私たちは休日をドライブに出かけることが多く、クロエも一緒に出掛けます。クロエはどんな時も私たちと行動を共にしようとしていました。

クロエがなぜひとりぼっちでいたのかは分かりませんが、森の中で私たちを見つけた彼女はとても嬉しかったのでしょう。私たちとの暮らしでクロエが淋しさを感じることはなくなりました。それが彼女は楽しくてたまらないのかもしれません。
OK、これからもいっぱい冒険しようじゃないか、クロエ。