私たちが住む100マイル・ハウスの住人に煙の被害を避けるための避難指示が出されました。我が家には7匹の犬と2匹の猫を飼っています。避難所にペットを連れて行くことができないので、避難指示の出ていないエリアに住む兄が、彼の自宅でペットたちのお世話をしてくれると言ってくれました。

飼い猫の1匹はアイビーといいます。アイビーは私の6歳の次女キンジ―と親友のような関係です。アイビーはキンジ―が少々のことをしても受け入れてくれ、まるで子犬のようにキンジ―の後をついて回っていました。

予期せぬことが起こってしまいました。兄の家に行った翌日、アイビーが姿を消してしまったのです。アイビーは私たちを探すために兄の家を出ていったのかもしれません。私は同じエリアに住む人に宛てて、Facebookにアイビーの目撃情報を求めるお願いを掲載しました。しかし、何日経っても情報を得ることはできませんでした。私たちはもうアイビーに会えないのでは・・・私たち家族に哀しみが広がっていました。

アイビーが姿を消して2週間後のことでした。Facebookに1週間ほど前兄の自宅から数km離れた場所で、アイビーに似た白い猫を見たという情報をくれた人がいました。早速兄は娘たちを連れてその場所に行ってくれました。キンジ―はその場所に着くと大きな声でアイビーの名を呼びました。すると、うっそうとした林の中からアイビーがキンジ―めがけて走ってきたのです。キンジ―に抱かれたアイビーはキスの嵐をお見舞いしました。

アイビーは煙で少し毛がくすんでいましたが、幸いけがもなく健康でした。兄の家に戻るとたっぷりのご飯を食べ、一段落すると懸命に毛づくろいを始めました。そして、爪とぎの上で安心したように眠りについたのです。

私たちの住むエリアの避難指示が解除され、やっと普段の生活が戻ってきました。キンジーとアイビーは再びべったりの毎日を過ごしています。アイビーはキンジーと離れ離れになってしまい、彼女のことを探しに出たのかもしれません。一時でも離れているのが嫌だったのでしょう。私たちが思っていた以上にアイビーとキンジ―の絆は深かったようです。今日はキンジ―とトランポリンで遊んでいます。私たちは、なんでもない日常がこんなにも幸せだということに気付くことができました。

【バンクーバー現地情報 http://lifevancouver.jp/2017/07/summary/122236.html を参考にしています】