『ゲストはね、どれくらいの間地下に住んでいるのか誰も知らないの。ここの住人はマンションの中や、近所でときどき彼女を見ることができるのよ。』隣人はそう言って楽しそうに私を見ました。

私はそのゲストの存在をこの目で確かめたくなりました。話を聞いた夕方、意を決して地下室へ下りてい行くことにしました。地下室はほとんど真っ暗でいろんなものが積まれたり、置かれていました。本当にこんなところにゲストが住んでいるのかしら・・・。

突然、私の視界に1匹の猫があらわれました。『あなたね?ゲストさん』私は動物が大好きです。暗い中、猫の様子を目を凝らして観察しました。猫の耳が振るえているのが分かりました。私を警戒しているようです。

『大丈夫よ、お願いだから逃げないでね』私は猫を驚かさないようにゆっくり、ゆっくりと近付いて行きました。『最近ここに引っ越してきたばかりなの。ご挨拶させてね』はやる気持ちを抑えてゆっくり、ゆっくりと近付いて行きました。

自宅からボールにキャットフードを入れてきました。それを彼女の前に置くと、猫は喜んで食べてくれました。猫はとても痩せていました。グレイの毛はとても汚れているようです。でも、猫はとてもフレンドリーでした。私は、猫がなぜ、どのくらいの間地下に住んで知るのかを確かめたくなりました。

マンションのオーナーに猫のことをたずねてみました。オーナーの話によると、私の前の住人が引っ越す際に猫を地下に置き去りにしていったのだそうです。それ以来、猫はこのマンションの地下に住み着き20年もの間1匹で生きているのだそうです。私は、猫をグラニー(おばあちゃん)と呼ぶようになりました。

私はすでに猫を飼っているのですが、グラニーに会わせたい人がいました。私の友人の家に移り住んで初めの数日間、グラニーはずっとバスルームで過ごしていたそうです。恐らく、長い間地下室で過ごしていたため、暗くて涼しい環境が心地よかったのでしょう。

2日後、私はグラニーに会いに行来ました。するとグラニーは、バスルームの前に出てきて興奮したように私を出迎えてくれたのです。グラニーは長い間たった1匹で生きてきたのですが、決して人間のことを忘れてはいませんでした。友人や私にとてもフレンドリーに接してくれます。友人はグラニーととてもうまくいっていると言います。グラニーの穏やかな可愛らしい姿が友人の言葉を裏付けていると思いました。