私たちの会社はシカゴに拠点を置きビールを醸造しています。私たちは長年麦芽を食い荒らすネズミに頭を痛めてきました。毎年大事な麦芽をネズミから守るために、大きな経費を費やしてきました。しかし、被害を減らすことはできませんでした。

2014年12月、同じシカゴの動物愛護団体が実施している『Cats at Work』というプログラムの存在を知りました。猫を使ったネズミの駆除・・・『これだ!』私たちは早速団体に連絡を取り、猫を引き取る準備に取り掛かったのです。

私たちは猫たちが過ごしやすい環境を作るために、専用のベッドスペースやトイレのスペースを作りました。数日後、醸造所に送られてきたのは4匹の猫たちでした。彼らは、広々とした工場を駆け回りとても嬉しそうでした。

そして、猫を迎えて数日後のことです。なんと、工場からネズミが1匹残らずいなくなってしまったのです。どんなに専門的な駆除を行っても、退治することができなかったたくさんのネズミたちが1匹残らずいなくなっていたのです。

私たちも期待はしていましたが、こんなに早くこれほどの効果が現れるとは全くの驚きでした。今まで駆除にかけた費用に比べればかなりの経費の削減にもつながります。私たちは、猫達のためにご飯をあげることは勿論、トイレの掃除をこまめにしたり、おもちゃをあげたり、感謝の気持ちをさらに届けるようになりました。

時間が経つにつれ、猫たちと私たちの間に同じ仲間同士という意識が芽生えてきました。今では全員が参加する朝礼に、猫たちもときどき姿を見せるようになりました。猫たちにとってこの醸造所は家、私たちは大勢の家族というわけです。猫たちの年齢は明確には分かりませんが、いつまでも元気でこの家を守り続けてほしい、そう願っています。