私たちは猫にキャスパーと名前を付けました。一緒に暮らすようになったキャスパーに、私たちは耳の治療を受けてもらい、その後完治してからも毎週耳の掃除を欠かしませんでした。キャスパーは耳の掃除が苦手でしたが、私たちがキャスパーを思ってしているのだということを理解しているようでした。

キャスパーは垂れた耳と同じくらい魅力的な美しい目をしていました。遠くを見つめるキャスパーの目は、とても神秘的です。

私たちは、キャスパーの伏し目がちな表情も気に入っていました。垂れた片耳と伏し目がちな表情を見ると抱きしめたくなりました。

私がお風呂に入るとき、キャスパーは入口のマットの上で見張り番を買って出てくれました。『申し訳ありませんが、バスルームは現在使用中のためご利用いただけません。』

毎朝、私たちが起きる時間になるとキャスパーはリビングに待機して、家族みんなに朝の挨拶をしました。挨拶が終わるととても切ない表情で朝ごはんをおねだりしていたのです。

キャスパーは家族の中でも私のことを一番気に入ってくれていました。私が頭を撫でるとキャスパーは、目を閉じてとても幸せそうな表情を浮かべていました。キャスパーのその表情を見ると、私は心がとろけそうでした。

私たちの前に突然現れたキャスパーは、私たちの家族となり、たくさんの人に愛されました。そして、2016年6月9日、リンパ腫と腎不全のために旅立って行きました。私たちはキャスパーを失くしてからも新たに猫を家族に迎えました。ただ、キャスパーは私たち家族にとって特別な猫でした。私はキャスパーが旅立ってしばらくの間、我が家の周りにキャスパーの気配を感じていました。キャスパーは今でも、私たちの中に生き続けているのです。