そのペルシャ猫はブライムリーという名前でした。ブライムリーは、保護されてすぐに目の治療を受け、目を開けることができるようになっていました。私は、ブライムリーが保護されて2日後にこの施設を訪れました。そして、たくさん並んだケージの中でブライムリーを見たとき、すぐに心を奪われてしまいました。

私はすぐにブライムリーのお世話をすることを決めました。ブライムリーは、ブリーダーに育児放棄されていたために深く傷ついていました。はじめは怯えて暗い表情をしていました。でも、我が家での暮らしに慣れてくると、本来の甘えん坊の顔を徐々に取り戻していきました。

ブライムリーの目には毎日2回の点眼薬、軟膏、注射器による経口薬と鎮痛薬による治療が続きました。幸いなことに、その後左目の状態も安定し、摘出の危機を脱することができました。

ブライムリーは健康を取り戻し、毛並みにも徐々にツヤが戻っていきました。私はブライムリーとの生活の中で、いくつか気付かされることがありました。たとえばお風呂。なかなか乾かないブライムリーのために彼専用のドライヤーを購入しました。

こうしてブライムリーは時間をかけて彼本来の姿を取り戻すことができました。モフモフの豊かな毛並みは真っ白に生えそろい、まん丸の瞳はキラキラ輝いています。

私は決して猫好きな人間ではありませんでした。しかし、ケージの中のブライムリーに心を奪われ、彼のお世話をするうちにブライムリーのいない生活を考えられなくなっていました。私は、ブライムリーを正式に家族として引き取ることを決心したのです。

甘えん坊のブライムリーはおなかを撫でられるのが大好きです。私は、ブライムリーの無防備な姿や表情がとても気に入っています。かつては深く傷ついていたライムリーが、こんなに無防備に夢を見ているのがとても嬉しいのです。

ブライムリーはいつもはまん丸いキラキラした目をしています。でも、ご機嫌な時に独特の表情をします。それは、これ以上の幸せはない・・・とでも言っていそうなとびきりの笑顔・・・私にはそう見えます。このとっておきの瞬間は、私とブライムリーの出会いを改めて感謝する瞬間でもあります。