私は子猫がじっと座っているのに驚きました。まるで、私が扉を開けるのを待っていたようだったのです。子猫は眉のある大きな目でまっすぐに見詰めていました。何かを訴えるような目です。子猫に見詰められた私は、お願いを無視できなくなりました。

子猫は生後1か月を超えたくらいでしょうか。とても人懐っこい子です。子猫はおそらく、誰かに飼われていたことがあると感じました。子猫は淋しがり屋らしく、お昼寝のために私の肩に上ってきました。そして、安心したように眠りにつきました。私たちは、子猫をティッピーと呼ぶことにしました。

私は、ティッピーに引き取り手を見つけようと思いました。しかし数日後、それは不可能になりました。その夜も、ティッピ―は5歳になる息子の腕に抱かれて眠っていました。どうやら彼らはお互いお気に入りのようです。ティッピーと息子はすでに親友の契約を結んでしまったのです。ティッピーは、我が家の家族に加わることになりました。

ティッピ―は我が家の暮らしにすぐに慣れ、いつも息子のあとを付いて回ります。その姿はまるで小さなアヒルのようです(笑)ティッピーを気遣う息子を見るにつけ、彼女の存在が息子にとってとてもいいことだとつくづく思います。そうそう、ティッピーは喉をゴロゴロと鳴らすとき、私が今まで聞いたこともない大きな音なのです。最初はビックリしました。あの小さな体のどこから出しているのでしょう(笑)ティッピ―は来週、動物病院へ行く予定です。これから、思い切り楽しんでもらうために。