もぞもぞと何かが動いている袋を開けると、ゴミと一緒に生まれてそれほど経っていない小さな子猫が入っていました。状況からして、子猫が自分から入ったとは思えません。誰かがゴミ袋に入れて捨てたのでしょう。子猫に罪はないのに、私は心が痛みました。

すぐに地元の動物保護団体に連絡を取りました。スタッフの方が駆けつけてくれ、発見した経緯を説明すると子猫を保護してくれました。子猫はとても可愛らしく、1日も早く引き取り手が見つかるといいと思いました。

スタッフの方が、子猫の名前は何がいいかと聞いてくれました。私はガールフレンドのオスカーにちなんで、グランジェッタにしたいと答えました。グランジェッタは、獣医さんに診察をしてもらい、生後1か月足らずだといいます。幸い健康面に問題は無かったそうです。

私は、グランジェッタが小さいので施設の生活に慣れるか気になりましたが、数日後には元気に遊び始めたそうです。でもまだまだミルクの時期なので、スタッフの方が哺乳瓶でミルクをあげていると聞きました。

2か月が過ぎた頃、グランジェッタを引き取ってくれる方が見つかったと連絡が来ました。私はグランジェッタに引き取り手が見つかったら、彼女に会っておきたいと施設の方に伝えていたのです。いよいよその時が来てしまいました。

グランジェッタを家族として迎えてくれたのは、サブリナさんという方でした。彼女は、グランジェッタを一目見て、その大きな瞳がとても気に入ったのだそうです。サブリナさんの家族として迎えられ、そうそう、グランジェッタは新たにアガサという名前を付けてもらったのだそうです。先日、サブリナさんの家で1歳の誕生日をお祝いしてもらったようですよ。グランジェッタ、いや、アガサは今、お姫様のように大事にされて幸せに暮らしているようです。