私の家の庭は四方を塀で囲んでいます。庭に入る唯一の出入り口は、子猫を見つけた場所の反対側にあります。恐らく子猫の母猫は塀の上から子猫を落としてしまったのか、ここに置いていったのかどちらかだと思いました。いずれにせよ、子猫は放っておけません、片手に乗るほど小さな子猫は必死に鳴いていました。

体を温める場所が必要だと思い、バスタオルを敷いたとりあえずのベッドを作りました。私は以前から猫を飼っていますが、子猫のあげられるものは無かったので急いでペットショップへ走りました。

自宅に戻ると子猫にミルクをあげました。子猫の食欲は旺盛で、一生懸命ミルクを飲んでくれました。その夜、子猫はおなか一杯になってあたたかいベッドで眠りにつきました。私は小猫をキーランと呼ぶことにしました。

翌日、キーランを動物病院へ連れて行きました。獣医師によるとキーランにはまだ歯が生えていないので恐らく生後2週間を越えていないだろうということでした。キーランには2時間おきのミルクが必要です。私は友人たちに協力してもらい、交代でミルクを与えることにしました。

動物病院で体重を量ったとき約200gでした。でも、キーランは食欲旺盛です。私が仕事の間は友人たちが入れ替わりキーランの世話をしてくれました。友人たちはみな、小さなキーランがたくさんミルクを飲んでくれ、甘えてくるのが楽しそうです。

少しづつキーランは体重を増やしてきました。キッチンのスケールで測ってみたら、約380g。体重が増えるに従い、動きも活発になってきました。私はキーランが体を冷やさないように、靴下で専用のシャツを作ってみました。我が家の3匹の猫たちはすべて保護された猫です。彼らはずっとキーランのことが気になって仕方が無いようでした。

ようやくキーランは彼らとふれ合えるようになってきました。実は3か月前に飼い猫の中のジャクソンが旅立っていきました。私はキーランに出会った時から、ジャクソンがキーランを私のもとへ連れてきてくれたような気がしてなりませんでした。ジャクソンは素敵な家族を届けてくれました。キーランはこれから、兄弟のような猫たち、私と私の友人たちに見守られ、すくすくと大きくなっていくでしょう。