私は無類の猫好きです。私の生活に、猫はずっと不可欠な存在でした。しかし、2015年の暮れ、私の最愛の猫スクラッチーは旅立って行きました。スクラッチーは素晴らしい猫でした。18年間という長い間親友として側にいてくれたスクラッチーがいなくなってしまい、私は深い哀しみの渕からなかなか抜け出せずにいました。

私の心が壊れてしまったような感覚のまま、スクラッチーを失って1週間が過ぎた頃、私は2匹の子猫と出会いました。近所の公営住宅の敷地を散歩していた時のことです。生後9週ほどの子猫を見つけました。辺りに母猫の姿は無く、どうやら2匹だけのようでした。

そうです。私はどうしても放っておくことができませんでした。子猫たちを抱えると自宅に連れて帰りました。子猫たちはとても人懐っこく、子猫たちがいてくれるだけで私は失っていた笑顔を少しづつ取り戻していったのです。私は、彼らを家族に迎えることにしました。オスの子をソー、メスの子をロキと呼ぶことにしました。

ソーとロキは、人懐っこさは同じですが全く異なる個性を持っていました。メスのロキはとても女の子らしく、可愛らしい性格です。対してオスのソーは、名前のとおり戦士のような性格をしています。彼は、お気に入りのオモチャと食べ物とそして愛情さえあれば幸せな人生を送れるようです。彼は私と同じ価値観を持っていたのです。

私はスクラッチーを亡くし、わずか1週間でソーとロキに出会うことができました。とても幸運だと思っています。私は2匹に出会えたことで、スクラッチーを失った哀しさで想うのではなく、楽しかった毎日を笑顔で想い返すことができるようになりました。そして気付いたのです。スクラッチーはきっと今も私の側にいてくれているだと。私はソーやロキと、たくさんの思い出を作りたいと思っています。