連絡をくれた方は、プールデッキの下という場所が子育てには不向きな、あまり衛生的ではないことを心配していました。私はデッキの下に潜り込み、すぐそばにいたあまり動けずにいる子猫を1匹、すぐに捕まえることができました。しかし、後の2匹はさらに奥の方へ逃げてしまったので、ご飯と水を与えながら危険の無いように保護しなければなりません。私は応援を呼ぶことにしました。

応援の二人が到着し、その後も慎重に作業を進めました。そして保護をはじめてから6時間、ようやく3匹とも保護することができました。私は、子猫たちを見たとき、3匹とも小脳形成不全という先天的な障がいを持っていることに気付いていました。特に最初に捕まえた子猫は、自力で歩くことができないほど重度のようでした。だれかの助けがなければ、成長しても生きていくことはできません。私たちは、この家の方が連絡をくれたことに感謝しました。

翌日、幸いにも母猫を保護することができました。彼女の子猫たちは、衛生的とは言えない場所で育てられていたにも拘らず、3匹ともとてもきれいでした。子猫を育てるために安全な場所を選んだ母猫は、一生懸命お世話をしていたのでしょう。母猫も施設に運ばれていきました。

3匹は程度の差はありますが、障がいを抱えていました。この障がいは治療法がなく、まっすぐに歩けなかったり、頭が常に揺れているなどの症状があります。程度により子猫が適応することが可能で、2匹は不器用ですが歩くことができます。生活に必要な運動機能に大きな問題はありませんでした。しかし、最初の子はまっすぐに立つことができず、歩くこともできません。生活するために常に介助が必要です。

私の自宅では保護した数匹の猫の世話をしていたために、子猫たちのお世話をしてくれる方が見つかるまでの間、一時的に預かることにしました。私は子猫たちに名前を付けました。最初の子にピーターパン、グレイと白の子にウェンディ・ダーリン、茶トラの子にルフィオ。彼らの人生に奇跡が起こりますように・・・と願いを込めました。

彼らは生後10週で保護されました。時期を見て里親さんを探すことになります。ウエンディとルフィーには可能性がありますが、ピーターパンは難しいかもしれません。でも、3匹は野良猫として生まれたとはいえ、とても人懐っこくて私の家での生活にもすぐに慣れてしまいました。彼らには何よりも愛情が必要です。私たちは3匹を理解し、愛情を注いでくれる家族が見つかるまでしっかりお世話をしていきます。彼らの本当のお母さんに負けないように。