その頃私は、すでに2匹の猫を飼っていました。子猫は恐らく生後1か月足らず。とても小さく、とても痩せていて汚れています。怯えた子猫は家に入ってもまだ鳴き続けていました。とにかく、ご飯をあげようと思いました。

子猫にキャットフードをあげてみましたが、成猫用なので子猫が食べるには粒が大きすぎました。鳥肉を細かく刻んであげてみると、子猫は食べました。私は今までに、こんなに必死になって猫が食べる姿を見たことがありませんでした。食べ終わった子猫のお腹は、本当にまん丸く膨らんでいました。

すると子猫はベッドに上がり眠ってしまいました。私は子猫をミミと呼ぶことにしました。ミミはまだお腹がいっぱいになっただけです。眠っていたのはしばらくの間でした。すぐに目を覚ましてしまいました。ミミはまだ警戒心を解いたわけではありません。

比較のために、ミミとipadを一緒に撮ってみました。本当に小さいです。少し落ち着いてきたようなのでお風呂に入れようと思いました。

お風呂上がりのミミです。ミミの右目は炎症を起こしていましたが、お風呂で目ヤニをきれいにしてあげるとそれだけでずいぶんよい状態になりました。少しづつではありますが、私のことを信用してもいいと思い始めているようです。お風呂ではなかなかいい子にしてくれました。

しばらくすると、ミミは我が家での生活に慣れてきたようで、少しづつ遊ぶようになってきました。先輩猫がときどき様子を見に近寄ってきます。ミミはまだ先輩猫とあいさつを交わしてはいません。先輩猫の存在に気付くと、慌てて私の方へ逃げてきてしまします。ミミはこの頃から、部屋に一人になると鳴いて呼ぶようになってきました。

ミミの目はすっかり良くなり、彼女は甘えん坊に変わりました。いつも家族の誰かの側にいて、とりわけ私はお気に入りの存在です。ミミは私の顔を両手に挟んで、唇にキスをしてくれます。何度も何度もキスを繰り返します。

ミミは今とても健康で、家族に愛されています。ミミは何かに怯える必要もありませんし、空腹を耐えることもありません。私はミミがキスをしてくれるのは、彼女が今とても楽しい、それが嬉しい、その気持ちの表現だと思っています。ミミはきっとそう思ってくれています。