車に戻って私の膝に子猫を抱くと、彼女はすぐに喉をゴロゴロと鳴らし始めました。自宅に戻り、子猫としばらく過ごしていた時、私たちは小猫の様子に違和感を感じました。『もしかして、聞こえていないの?』子猫は音に全く反応しなかったのです。

子猫の目は両目の色が違うオッドアイです。私は、以前オッドアイの猫には聴覚障害が多いということを聞いたことがありました。私たちは確かめるために、翌日動物病院へ連れて行くことにしました。子猫は、安全な場所にいることに安心したのか、初日の夜は私の肩で眠りにつきました。

動物病院の診察で、子猫はやはり先天的に聴覚障害があり、全く聞くことができないことが分かりました。前日に子猫が高速道路にいた状況に説明がつきました。子猫には、高速でひっきりなしに行き交う車の音が全く聞こえていなかったのです。あのとき私たちが見つけられてことを、改めて感謝しました。

私たちは小猫をユナと呼び、家族に迎えることにしました。ユナはすぐに私たちとの生活に慣れていきました。とても甘えん坊な彼女は、私たちの肩の上や横になった胸や背中で寝るのが大好きです。ユナはまだ小さいので少しやわらかめのご飯をあげていますが、食事のたびに顔中にスープを飛ばして汚してしまいます。ちょっとひどい顔をしています。

ユナは昼寝の時も夜寝るときも、必ず私たちの側で眠ります。私たちが席を外していると、家中を探し回りどちらかの肩や背中やお腹の上で眠ります。私たちは、ユナの甘えん坊ぶりがとても気に入っています。

彼女の世界に音はありませんが、元気に走り回るユナはそのことを気にする様子はありません。私たちも、注意は必要だと思っていますが、特に問題は感じません。私たちは、ユナを見つけられたことをとても幸せに思っています。ユナは今、安全な家で彼女を愛する家族と一緒にいます。ユナは今夜、私の背中を選んだようです。