子猫はまっすぐに私を見上げ、じっと見つめてきました。『ひとりなのかい?』私と妻は母猫や兄弟がいないかと思い、辺りを探しましたがそれらしい姿を見つけることはできませんでした。しかし、母猫が探しているかもしれないと思い、その夜はそのままにしておきました。(妻にはかなり反対されましたが・・・)

翌朝早く、子猫の様子を見に外に出ると、驚いたことに子猫は裏口に座って待っていのです。どうやら母猫は迎えに来なかったようです。子猫を我が家に迎えるために、動物病院へ診察に向かいました。幸い健康状態に問題はありません。帰りにペットショップに寄って子猫に必要なものを購入しました。

子猫をオーリと呼ぶことにしました。オーリを迎え入れたことに妻も息子もとても喜んでいました。オーリは我が家に歓迎された訳ですが、彼女のお気に入りはどうやら私のようです。オーリは私の肩やひざに乗って側から離れようとしませんでした。

私は、オーリが庭で私の膝に乗ってきたあの時から、彼女が私を選んだのだと分かっていました。まっすぐに見上げてきたオーリの目は、『あなたにするわ』とでも言っているようでしたから。我が家を、私を選んだ彼女の判断は正しかったということですね。