パッピーを発見したとき、彼はとてもひどい状態でした。ガリガリに痩せていて、皮膚病のために毛はボサボサに荒れ、体はとても衰弱していました。しかし、私たちの施設に到着する前に、彼は救われたと感じたようでした。彼には私たちに怯えた様子がありませんでした。

パッピーは推定13歳、どうやら元は飼い猫だったようです。彼がどのくらいの間野良猫として過ごしてきたのかは分かりませんが、私たちの施設に来れたことをとても喜んでいるようでした。

施設に到着すると、まずお風呂に入れて体をきれいにした後、皮膚病の治療のためにシャツを着せました。はっきりと名前を決めていませんでしたが、いつの間にか彼をパッピーと呼んでいました。すると、パッピーは嬉しそうに喉を鳴らし、私たちに甘えて来ました。

2週間もすると皮膚の状態がかなり良くなり、新しい毛が生えてきました。体重も順調に増えて、なによりかなり元気を取り戻してきました。ここに来たときはあまり動きまわることもできなかったのですが、この頃になるとほかの猫と一緒にご飯を食べられるようになりました。これは13歳の盲目の猫、ハモンドとご飯を食べているところです。

回復するにつれ、パッピーはほかの猫たちと一緒に遊んだり、お昼寝をしたり、とてもうまく溶け込んでいきました。ハモンドを始め、同世代の猫の親友もできました。彼の表情がとても生き生きとしてきました。

すっかり回復したパッピーは、施設中を動き回りよく遊ぶようになりました。何か楽しいことはないか、仲間と何をして遊ぶか・・・彼の関心はその日のご飯の心配から、何をして楽しむかに変わったのです。

パッピーはこの施設に来たとき、彼を迎える家族の待つ生涯の家に帰って来たのです。彼が過ごした過酷で孤独な日々はここにいる限りもう2度と訪れることはありません。

パッピーのお気に入りのひとつは、ジェラルドの腕の中でお昼寝をすることです。小柄なパッピーは体をくるっと丸めてジェラルドの腕の中で寝ています。私もジェラルドも、今年で15歳になったパッピーに、もっともっとお気に入りの時間を増やしてほしいと思っています。