診察をしてくれた獣医師によると、子猫は生後2~3ヶ月。体中がノミの攻撃を受けていて、目の粘膜の炎症、ウィルス感染、咳、鼻水、お腹には蠕虫がいてとても危険な状態だと言います。治療をしても、生き延びる可能性はとても低く、生存率は20%だと言いました

動物病院で何種類もの薬をもらい、子猫を自宅へ連れて帰りました。私たちは、たとえ可能性が低いと言われても子猫の命を諦める気にはなれませんでした。彼女と協力して、自分たちにできることを全てやり子猫の運命を変えてみせる、そう決心しました。

子猫は、まったく食欲がありませんでした。ミルクを飲もうとしてくれません。治療をはじめて5日目、子猫は低体温になりとても危険な状態に陥ってしまいました。子猫は生きることを諦めてしまったのか・・・。それでも、私たちの決意が変わることはありませんでした。

7日目。私たちの決意が通じたのか、子猫は生きることを選びました。子猫は、少しづつミルクを飲むようになり、回復の兆しが見え始めました。元気を取り戻しながら、しばらくすると自分からミルクを催促するようになったのです。キッチンで準備をしている私たちの足をよじ登ったりしました。

ゆっくりと、しかし確実に子猫は回復します。すると、子猫は活発な面を見せ始めました。それまで動けなかった分を取り戻すかのように、旺盛な好奇心を発揮して、すべてを楽しんでいるようでした。

子猫の状態が安定したので、はじめてお風呂に入れました。彼女と一緒に共同作業です。しかし、さすがの子猫もお風呂だけは苦手のようでした。

2015年を迎え、子猫は順調に成長しています。彼の好奇心はとどまることを知らず、とても活発でいろんな遊びを楽しめるようになりました。そんな子猫に私たちはできる限り一緒に楽しむようにしました。

子猫との生活は1年を経過しました。猫は生きていることを感謝し、人生を楽しもうとしています。そんな彼と向き合う私たちも、彼が興味を持つことを一緒になって楽しむようにしています。彼は、私たちが帰宅すると必ずおかえりのキスで迎えてくれます。それは、元気になった頃から始まりました。あの日、私たちの決意は彼自身の決意と重なって予想以上に大きく実を結びました。運命を変えた子猫は、次々に楽しいゲームを見つけてきます。さぁ、次は何をして遊ぶのかな?