2匹は以前、オマールとシーシェルと呼ばれていました。元の飼い主の都合で2匹は殺処分率の高いロサンゼルスの動物シェルターに連れて行かれ、その後、別々のシェルターに移され離ればなれになってしまいました。2匹はそれぞれの場所で食べることを拒み、ついに病気になってしまったのです。

しかも、シーシェルがオマールの子を妊娠していることが分かりました。すると、彼らの話を聞いた保護団体、南カリフォルニアシャムレスキューが2匹を一緒に引き取ってくれる里親を探すために彼らを引き受けたのです。こうして2匹は、我が家で再び一緒に暮らすことになりました。

その日の朝、寝ている私たちのベッドにシーシェルが呼びに来ました。『もしや・・・』そこには生まれたばかりの5匹の子猫と、一生懸命世話をしているオマールが居ました。シーシェルは元気な子猫を出産していたのです。

シーシェルはオマールの万全のサポートを受けていました。一般的に猫のお父さんは育児をしないと言いますが、オマールはミルクを飲ませること以外、できるすべてのことをしてシーシェルを支えたのです。

両親の愛情をたっぷりと注がれた子猫たちは、順調にすくすくと成長しました。目が開き、少しづつ歩けるようになり活発になってくると、オマールは大忙しでした。シーシェルに休息が必要な時は、オマールが目を光らせていました。私たちは小猫に名前を付けました。アラン、プリンセス、スモーキー、メイシー、ベルベットです。

そして、夫婦の名前をトニーとシーバと改名しました。深い絆で結ばれたトニーとシーバ。ふたりの間に生まれた小さな子猫たち。夫婦の姿も、子猫たちの成長も私たちにとってはこの上ない喜びであり、楽しみでもあります。私は、彼ら家族に出会えたことが奇跡のような幸運だと感謝しています。