その日は引っ越しを検討中の家を点検していました。2時間ほど二人で見て回り、外に出ようとしたときでした。外で猫の鳴き声がしたのです。『何だろう?』外に出て家の裏側に回ると野良猫が駆け寄ってきました。ガリガリに痩せたペルシャ猫で汚れていましたが、とにかく人懐っこい奴で、私たちがいることをとても喜んでいるようでした。

野良猫は私たちがよほど気に入ったのか、そばから離れようとしません。私は地面に腰を下ろして彼の頭を撫で続けました。その日はそのまま野良猫に別れを告げました。しかし、自宅に戻った私はあの野良猫のことが気になって仕方がありませんでした。

野良猫がどこから来たのかは分かりません。野良猫はとても淋しそうに見えました。私たちを見上げたとき、ほんとうに嬉しそうだったんです。

私と住宅診断士は、その後も家を訪れるたびにその野良猫と会うのが楽しみになりました。野良猫は私たちが訪れるたびに姿を現し、とても嬉しそうにふれ合ってくれます。私たちが野良猫にご飯をごちそうすると、彼は喜んでくれました。

私たちは野良猫のことをガーフィールドと呼ぶようになりました。実は、住宅診断士の彼は、ガーフィールドのことが私と同じくらい気になっていたようで、1日の仕事を終えた後、ガーフィールドに合うためだけに訪れることもあったと話していました。

ガーフィールドは、私が引っ越すと同時に私の家族に迎えました。フロリダでは、野生の猛禽類やワニ、蛇と言った野良猫を襲う外敵が存在します。ガーフィールドには安心できる家が必要でした。・・・というより、ガーフィールドのことが気になって仕方のない私は、彼のことが心配でたまらなかった・・・そういうことです(笑)