ペパとメリは、、アマンダとご主人が車で4時間かけてサンディエゴから迎えに来てくれました。以前、カメリアという16歳の猫を引き取ってくれたアマンダとご主人は、ペパとメリが施設に来たいきさつをボランティアの方から聞いていたのです。そして、どうしても心を開いてくれそうにない姉妹猫が、里親の募集を打ち切られると聞いてやって来たのでした。

ペパとメリの姉妹は、飼い主さんが亡くなるまで愛情を受けて暮らしていました。その飼い主さんに先立たれ、施設に移されてからもその生活になじめず心を閉ざしてしまっていたのです。アマンダとご主人はカメリアを引き取り、さらにペパとメリを引き取ってくれました。それには、アマンダたち夫妻のある想いがありました。

アマンダたち夫妻の家に行ったペパとメリ。姉妹はなかなか心を開いてはくれませんでした。しかし、アマンダはそんな姉妹をあたたかく見守り続けてくれました。ペパは、歯に重度の疾患を患っていて、痩せて衰弱していました。しかし、治療が進み食事がしっかり摂れるようになると少しづつ元気を取り戻し、アマンダたちに甘えるしぐさを見せ始めました。

メリはとても怯えていたようです。しかし、アマンダの9歳になる娘さんに少しずつ懐き始め、娘さんがご飯をあげるときだけ姿を見せてくれたそうです。あくまでも、娘さんにだけ。それでもアマンダはメリのことを焦らず、メリを待ち続けてくれたのです。

アマンダとご主人は特に高齢の猫たちに、あたたかな家族としてその一生を終えてほしいと願っています。高齢で保護された猫たちの殆どは、新しい家族に迎え入れられることなく、施設の中でとても寂しい想いをしながら亡くなっています。アマンダとご主人はそんな高齢の猫たちに、愛情に包まれた最期を迎えさせたいと考えているのです。

彼らは、アマンダのご主人が退役したら、高齢の猫専門の施設を作りたちという夢を持っています。そして、ペパとメリのような猫たちが最後まで家族のぬくもりの中で暮らしていけるような施設を運営することが、人生のゴールだと話しています。

高齢の猫たちのお世話は、たしかに大変なこともあります。猫はとても我慢強い性質なので、お世話をする方が猫のコンディションを細かく観察する必要があります。アマンダたち夫妻は、カメリア、ペパとメリ、彼女たちの心を待ち、じっくりと向き合ってくていました。ペパとメリのまなざしが穏やかになり、生き生きと輝いていることがアマンダたちの覚悟を証明していると思います。