子猫はお腹がすいているはずなのに、ご飯をあげても食べようとしないし、あまり動きませんでした。ただ寝床を用意してあげると、暖かい場所にいられることにホッとしたのか、しばらくすると眠ってしまいました。子猫は私の手のひらに乗ってしまうほど小さく、重さを感じないほど軽いことにドキッとしました。

翌日、ルームメイトと私は子猫を動物病院へ連れて行きました。ご飯を食べなかったことと、あまり元気がないのが心配でした。獣医さんはチューブに入った栄養価の高いものを渡し、しばらくの間、ご飯に混ぜて与えるようにと言いました。

私とルームメイトは子猫をエドワードと呼ぶことにしました。エドワードは体重が徐々に増え、少しづつ元気を取り戻していきました。2週間もするとすっかり元気になり、家中を走り回るようになりました。そして私たちの部屋にあるものは、すべて自分のものだと認識するようになっていました。

エドワードは私のクローゼットの上に飛び上がり、服の箱で寝ていることがありました。そればかりでなく、私のベッドは彼のものだと思っていたようで、私が寝ようとしても断固譲ってはくれません。

あるときは私のベッドの上で、私の洗濯物で気が済むまで遊ぶ・・・とにかくやりたい放題のエドワードでした。でも、こうやって元気なエドワードとじゃれ合っていると、彼の好きにしているのが一番だと思っていました。

エドワードが来て1年が経ちました。
すっかり大人になったエドワードですが、私たちの家の王様であることに変わりはありません。

ルームメイトが引っ越すことになり、エドワードはルームメイトと一緒に暮らすことになりました。そして今年、エドワードは12歳になりますが、現在もルームメイトと一緒に暮らしています。エドワードは相変わらずルームメイトの家を自分のものだと認識し、当然、彼のベッドはエドワードのものだと思っているようです。