私が荷台からバケツを下したときでした。
『えっ?!』
バケツの中に、生まれたばかりの小さな子猫が4匹いたんです。
慌てて荷台に母猫を探しましたが見当たりません。

ノース・フォート・マイヤーズの現場で、トラックを停めている間に猫がバケツで出産したようです。母猫がトラックを離れた間に、何も知らない私が子猫を乗せたままトラックを走らせてしまったんですね。『とんでもないことになったぞ・・・』

子猫たちは生後間もなく、母猫がいなければ生きていけません。
とりあえず、同僚たちに手伝ってもらって地元のシェルターに子猫たちを預かってもらいました。

シェルターのスタッフの人が言いました。
『子猫たちの身体はとてもきれいで、健康状態も問題は無いようです。母猫がきちんと面倒を見ていたことが分かります。子猫たちが今後順調に成長するためにも彼らには母猫が必要です。』
私がノース・フォート・マイヤーズに電話をかけて事情を説明すると、同僚たちは母猫の捜索を引き受けてくれました。
そして、夜遅く母猫を見つけたという連絡が入りました。

『ありがとう!』
私はすぐに母猫を迎えに走り、子猫の待つシェルターへ母猫を連れて行ったんです。どうかこの子猫たちの母猫であってほしい!すると、母猫は匂いを嗅いで子猫たちを我が子だと分かったようでした。そばに寄り添い、子猫の身体を舐め始めたんです。

同僚に電話で頼んだ時、私は不思議なくらい母猫は必ずみつかると信じていました。
でも、子猫が待つシェルターに母猫を連れて行く間、母猫が違っていたらどうしようと不安で仕方がなかったんです。
だから再会した親子がからだを寄せ合っているのを見たとき、心の底からホッとしました。
子猫たちはその時が来たら里親さんを探すそうですが、母猫は今後もシェルターで暮らしていくことになりました。
彼女はシェルターの中でなかなかの人気者になっていますよ。