猫の親子たちを施設の中に入れたとき、私たちは考え込む時間もありませんでした。2匹の母猫たちはひどく怯えていて混乱していました。すぐに安心できる場所に移し、ケアする必要がありました。

トラ縞の母猫は1匹の子猫と一緒でした。母猫は彼らの中で一番怯えていて、目を見開きじっと固くなっていました。

三毛の母猫は4匹の子猫を連れていました。彼女もまた怯えていました。私たちは2組の親子のために場所を確保し、何とか落ち着いて休ませようとBGMを流しました。

予期せぬことは続くものです。今度は雨の中でたった1匹でいるところを保護された、小さな子猫が連れて来られました。子猫には世話をしてくれる母猫が必要でした。私たちは、三毛の母猫のところへ子猫を連れて行ってみました。

幸い三毛の母猫は、連れて来られた子猫を受け入れてくれました。子猫の身体を隅々まで舐め、とてもきれいにしてくれたのです。その後も我が子と同じに世話をし続けてくれました。

しばらくして、子猫たちの目が開きました。彼らが初めて目にするものが、母親と彼らを見守る人間であることに私たちはホッとしました。この施設では、保護された猫たちの世話をしながら里親さんを探しています。すでにキャパを越えていますが、ボランティアや寄付を募り凌いでいます。2組の親子には、ボランティアの方が里親になってくれることになりました。猫に家族が見つかって、この施設を旅立って行く姿が私たちの何よりの喜びなのです。