プレッツェルたち兄弟の足は生まれつき4本全てがねじれていて、成長しても歩行することができない状態でした。プレッツェルの兄弟のうち1匹はここに来てすぐに息を引き取り、もう1匹のカーリースーもまた数か月後に心臓発作のために亡くなってしまいました。

重い障害を抱えた上に兄弟を亡くしたプレッツェルでしたが、彼女自身、生きることを決して諦めることはありませんでした。そんなプレッツェルを私たちはできるだけのことをして支えたいと思いました。

プレッツェルは脚の障害の他に心雑音、骨格形成不全症、反対咬合といくつも問題を抱えていました。でも、彼女自身は弱い姿を見せたことがありませんでした。障害があることなど気にする様子もなく、いつも幸せそうに暮らしていました。

私はプレッツェルの世話をする一方、彼女の動画をインターネットで公開し里親を見つけようとしていました。プレッツェルには、温かい家族のもとで暮らしてほしいと願ったからです。正直、障害をいくつも抱えているプレッツェルに、里親さんを見つけられるのかと不安に思うこともありました。でもその時は、私自身が一生面倒を見ようと覚悟を決めていました。

ところが!数日後のことでした。ミシェルという女性が私の自宅を訪ねてきました。プレッツェルの動画を見た彼女は、ぜひ引き取りたいとやって来たのだといいます。彼女はプレッツェルの動画を見て、感動のあまり大声をあげて泣いたのだそうです。そして、プレッツェルに愛情を注ぎたいと思ったそうです。

実際にプレッツェルと会ったミシェルは、プレッツェルが想像以上に可愛いとすっかり心を奪われていました。そしてプレッツェルと共に障害と戦う決意を固め、彼女を引き取っていきました。ミシェルの家で他のペットたちにも温かく迎え入れられたプレッツェルは、変わらず前向きに元気に過ごしています。

ミシェルは、プレッツェルのために車椅子を作ってあげたいとインターネットで募金を募りました。目標を超える額が集まり、つい先日車椅子が届きました。プレッツェルはさらに自由に動きやすくなり、とても嬉しそうでした。ミシェルは残った金額でプレッツェルの治療を続けることにしています。
プレッツェルの真摯にありのままに生きようとする姿が、多くの人の心に響きミシェルとの出会いを導きました。プレッツェルは、もうすぐ1歳を迎えます。