ウィルバーの前の飼い主さんが彼を手放して、私たちは彼を家族に迎え入れました。
彼は、我が家に着いたときから私のことを見詰めるようになったの。
私が外出から帰るとドアの前で待ち構えているの。車の音を覚えてしまったみたいね。
外に出るときも同じ、ドアまで追ってくるの。

だからと言ってウィルバーは抱き上げるのを嫌がるし、膝に乗ったりもしないのよ。
スキンシップは苦手なタイプのようね。
私がパソコンに向かうと、覗き込んだりするのにね。

我が家には先住猫のクロエがいます。彼らはうまくやっているわ。
でも、私がクロエと遊んでいると、ちょっと離れたところからウィルバーの視線を感じるの。
ちょっとだけクロエに嫉妬しているのかもしれません。

夜寝るとき、ウィルバーは私の上で寝たがったの。
どうしても止めようとしなかったから、ベッドの脇に私の匂いがついた服を置いて、そこで寝るように説得したのよ。

我が家に来客があるとき、ゲストを見詰めることもあります。
でも、私を見詰めるのとは少し意味が違うようです。

私がテレビを見ようとすると、そばで私を見ています。
私がキッチンに立てば、後を追ってきてずっと見ています。

主人もウィルバーのことをとても可愛がっています。ときどき、私は彼が気の毒になります。
彼がウィルバーを撫でている時も、ウィルバーの視線は私に注がれたままなのですから。
理由は分かりませんが、ここまでウィルバーに想われるなんて思いもしませんでした。
ウィルバーを引き取ったことに間違いはなかったということね。
これからも、ウィルバーの『監視』は続くと思います。