オジ―は左目が見えていません。更に「スイマー症候群」と呼ばれる難病を抱えています。スイマー症候群とは、左右の脚が広がった状態で生まれ、オジ―の場合後ろ足が横に広がっているため、常に足を引きずっている状態です。

一方、ピーカブーは保護されたとき生後3週でしたが、体重が200g程度しかない状態でした。栄養失調のため両目に重度の感染症を患っており、手術で右目を摘出されました。無事手術を乗り越えましたが、生後3週で右目を失ってしまいました。

オジーとピーカブーは、しばらくの間、施設職員のエイドリアン・ハリントンさんの家で治療を続けながら暮らすことになりました。ハリントンさんの家で、はじめて会った2匹はお互いを気に入った様子でした。すぐに仲良くなり、いつもそばを離れないようになりました。

『オジ―は歩くことができませんが、それでも前足を動かして楽しそうにピーカブーと遊びます。ピーカブーは身体が小さく手術を乗り越えられるかもわからない状態でしたが、オジーと出会ってからはとても明るくなりました。今では彼女の方がオジーに先手を打って遊ぶんですよ。』お互いにハンディを持った彼らは、何か通じるものがあったのかもしれません。

施設では、オジーのために車いすの製作をしているそうです。現在もハリントンさんの家で里親さんが見つかるのを待っています。『2匹は普通の猫と変わらない魅力を持っているので里親はすぐに見つかるでしょう。私たちは、2匹を一緒に引き取ってくれる里親を探しています。』お互いを支え合い、過去を乗り越えたオジ―とピーカブー。ずっと一緒に暮らせる、あたたかい家族が見つかるといいですね。