レスキュー団体のケルシーさんたちは、サマーを保護するのにとても苦労しました。サマーはとてもシャイな性格で、ケルシーさんたちはなかなか近付くことができません。それでも、サマーに優しく声をかけ続け、数日後ようやく保護することができました。

ケルシーさんは、保護したサマーを抱きかかえ、そのまま動物病院へ運びました。検査の結果、サマーのお腹には3匹の子猫が瀕死の状態であることが分かります。子猫の命を救うため、帝王切開手術が施されました。

サマーの手術の間、ケルシーさんは子猫が無事に生まれてくれるのか不安で仕方がありませんでした。しかしサマーは、小さくて可愛い3匹の子猫を無事出産することができました。ケルシーさんばかりでなく、獣医師の何人かも感動で涙を流したそうです。

子どもの危機を乗り越えママになったサマーは、かいがいしく子猫の世話をしました。中でも3匹の中で一番小さなスプラッシュは、何度も呼吸が止まりそうになるほど瀕死の状態でした。サマーはスプラッシュをいつも気にかけ、付きっ切りでお世話をしていました。ケルシーさんたちも、スプラッシュに注射器でミルクをあげてサマーを支えました。

サマーとケルシーさんたちの懸命のお世話のおかげで、子猫たちは数日後には元気な姿が見られるようになりました。スプラッシュも数週間後には目がぱっちりと開き、施設の中を走れるまで元気になりました。

そして2匹の子猫には里親が見つかり、新しい家族のもとへと旅立っていきました。スプラッシュにはまだ見つからなかったため、サマーと施設で暮らしていました。サマーは、スプラッシュが愛おしくてたまらない様子で、片時も離れずにいました。いつも抱き合って過ごしていたそうです。

ケルシーさんたちは、サマーとスプラッシュを一緒に引き取ってくれる里親さんを探すことにしました。『彼らには新しい家族が必要です。そして、彼らはこれからもお互いを必要としています。』
小さなママサマーとスプラッシュにあたたかい家族が見つかってほしいですね。