2匹は生後2週間を経過しているにもかかわらず、生まれて間もない大きさしかありませんでした。哺乳瓶でミルクを飲むことができないので、チューブを使って飲ませました。

お世話を始めてからも、2匹は懸命に生きようとしてくれましたが、残念ながら弟の方は2日後に息を引き取ってしまいました。私は、姉の方にウィニフレッドと名前を付けました。ウィニフレッドは、母親と弟を失いひとりぼっちになってしまいました。

それでも、ウィニフレッドは生きることを諦めたりしませんでした。毎日ミルクをたくさん飲んでくれたので、ゆっくりではありますが、着実に成長していきました。私は、ウィニフレッドを小さな宝石のように大事に扱いました。すると、生後19日を過ぎた頃から、動きが活発になり、ようやく元気に鳴くようになったのです。

私の家には、ベネディクト・アンバーキャット、通称ベニーという猫がいます。私が最も頼りにしている偉大な猫です。ベニーは、ウィニフレッドが来た時から、彼女に常に寄り添い、本当の父親のようにお世話をしてくれていました。

ウィニフレッドもベニーが大好きなようで、出会って以来ベニ―のそばを離れなくなりました。母親を知らないウィニフレッドにとって、ベニーはまるで本当のお父さんのような存在になったのです。寝るときもご飯の時も、彼らは常に一緒にいます。ウィニフレッドに何か異常があると、真っ先に気付いて対処してくれるのがベニーなのです。

ウィニフレッドの体重は約300gとまだまだ小さいのですが、その目には生きる活力が感じられます。私たちは、ウィニフレッドの体重が増えるたびにお祝いをしています。彼女は家族を失うという辛い経験をしましたが、ベニーという父親と私たちがそばにいます。きっと、これからも大きく成長してくれると信じています。