ギムリはストライダーよりひとまわり小さかったんだ。多分ストライダーは、ギムリの首をくわえて連れてきたんだと思う。ギムリはひどく汚れていたから、僕はまず、ギムリをきれいにしてあげようと思ったんだ。

ギムリのからだにはノミが寄生していた。ギムリは嫌がっていたけど、ノミ用のお風呂に入れてあげたんだ。かなりきれいになったので、ギムリもさっぱりしたようだったよ。

実をいうと、ストライダーは僕が保護した猫なんだ。あの日ストライダーは、喉を鳴らしながら僕に体をスリスリしてきたんだ。そんなことされたら、誰だってまいっちゃうよね。それで、ストライダーを飼うことにしたのさ。

一生懸命ギムリの世話をするストライダーを見ていると、ストライダーは、自分と同じようにほかの猫を助けたいと思って連れてきたと思うんだ。
だから、ギムリも一緒に暮らすことにしたよ。僕とストライダーに家族が増えたってわけさ。

ストライダーとギムリは、いつも抱き合って眠るんだ。本当の親子みたいに仲がいいだろ?
もちろん、ギムリは僕にも懐いてくれてるよ。抱っこすると、嬉しそうに腕を舐めてくれるんだ。
とにかく、僕たちはうまくやってるよ。