飼い主の婦人が亡くなった時から彼女はこの墓地に住み着きました。彼女は1日の殆どを墓地の前で過ごし、墓地を離れるのは婦人の親族にご飯をもらいに行く時だけだそうです。

婦人が亡くなって1年が経過しようとしていますが、彼女はその事実をどうしても受け入れることができないようでした。ある早朝、ケリーさんという女性は、墓地で泣き叫ぶように鳴く彼女を見つけ、とても心を痛めました。

ケリーさんは、保護しようと何度も彼女に近づきますが、彼女は決して近づくことを許さず逃げてしまうのだそうです。ケリーさん以外にも、彼女を心配するたくさんの人たちがご飯や水をそばに置くのですが、彼女は決して口にしようとしませんでした。

『彼女は1日中お墓の前に座って鳴いています。彼女にとって、亡くなった飼い主さんがどれほど大切な存在だったのかが分かります。』とケリーさんは話しています。彼女の哀しみを思うと心が痛みます。でも、ケリーさんをはじめ、彼女を遠くから見守るたくさんの人たちがいます。いつか心を開いて、歩み出してほしいですね。